医療法人化のメリット・デメリット

個人で開業をしていたドクターが、業績がよくなるとお悩みとして挙がってくるのが「医療法人化」という点です。医療法人化をするにあたっては株式会社とは異なり、医療法人化することによって厳しい行政監督を受けることになることになります。

そのため、医療法人化するにあたってはメリットとデメリットを把握しておくことが必要です。

〇医療法人化のメリット
医療法人化のメリットは医療機関を立てる際に経営に必要な債務が個人ではなく法人に帰属することになります。そのためドクター個人が債務を負う必要がなくなるため資金調達が容易になります。またドクターの給与を法人からの給与にすることで給与所得控除を受けることが出来る上に家族を法人の理事に加えることで家族への役員報酬も支払えます。そして何より個人課税から法人課税になるため節税につながります。

〇医療法人化のデメリット
医療法人になると非営利法人となり、設立時に都道府県知事から設立認可を受けることが必要な他、年に一度の事業報告の提出が義務付けられています。加えて社会保険や厚生年金の加入義務が生じることになります。

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