【税理士】医療法人における役員報酬の決め方のポイント
医療法人の役員報酬は、税務や法律など、多角的な視点に基づいて決定する必要があります。
本記事では、医療法人において役員報酬を決める際のポイントについて解説していきます。
医療法人における役員報酬の決め方のポイントとは
医療法人において、役員報酬を決める際の主要な3つのポイントを確認しましょう。
ポイント①法人税と所得税のバランスをとる
役員報酬の額を上げれば、法人の経費が増えて法人税は安くなりますが、受け取る役員個人の所得税や住民税、社会保険料の負担は重くなります。
日本の所得税は累進課税制度であるため、報酬が高くなるほど税率も上がります。
そのため、法人税率と個人の所得税率を比較し、世帯全体での手取額がより大きくなるラインを見極めることが重要です。
役員報酬の金額を決める際は、税負担額のシミュレーションをすることをおすすめします。
ポイント②運転資金を確保する
役員報酬は、法人の資金繰りに直接影響を与えます。
特に、医療法人は最新の医療機器への投資や、スタッフの採用、修繕費など、将来的にまとまった資金が必要になる場面が多い組織です。
役員報酬を高く設定しすぎると、急な出費や借入金の返済に対応できなくなる恐れがあります。
事業計画に基づき、数年先を見越した現預金を法人に残しておくことが、安定した医療提供体制を維持するために重要です。
ポイント③高額すぎる報酬を回避する
医療法人の役員報酬は、職務の内容に見合った金額である必要があります。
近隣の同規模の医療法人と比較して著しく高額であったり、法人の収益力に対して不釣り合いな報酬を設定したりすると、税務調査で不当に高額な報酬として経費算入を否認される場合があります。
また、医療法には、剰余金の配当禁止の原則があるため、実態として配当とみなされるような報酬設定は厳禁です。
役員報酬を決める際は、法的な透明性を確保し、客観的に説明可能な報酬体系を整えることが求められます。
まとめ
医療法人において役員報酬を決定する際は、個人の所得税だけでなく、法人の利益やキャッシュフロー、さらには医療法上の制限など、さまざまな点を考慮する必要があります。
自身の法人の規模や状況に合った報酬額を算出するためにも、医療税務の実務実績が豊富な税理士へ相談することをおすすめします。
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経営に関わる大切な事を任せることができる税理士として私たちをお選びください
| 代表税理士 | 庵 章(いおり あきら) |
|---|---|
| 所属団体 | 近畿税理士会(106723) |
| 経歴 |
1995~1998年 内科医院勤務 1998~2006年 神戸市の会計事務所勤務 1996年~2017年 資格の学校 TAC(株) 税理士講座 財務諸表論 講師 2004年~2011年 資格の学校 TAC(株) 不動産鑑定士講座 会計学 講師 2006年~ 庵 章税理士事務所開設 2008年~ 登録政治資金監査人に登録 2010年~ 神戸会社設立センター開設 2013年~ 経営革新等認定支援機関に登録 2014年~ シンガポールにブランチオフィスを設立し、アジア進出支援を開始 |
| 著書 | ~税理士が教える~後継者がいる・いない別、経営者が考えるべきこと・知っておくべきこと |
| 血液型 | O型 |
| 出身地 | 兵庫県神戸市 |
| 趣味 |
車のディーラー巡り(もちろんドライブも!) お酒を飲みに行くこと |
| 座右の銘 | 『今日ならざることは、明日もなされず』 |
| 好きなスポーツ |
硬式テニス…最近はご無沙汰ですが。テレビ観戦も好きです。 ゴルフ…好きですが、上手くはないです(早く上手くなって、庵章税理士事務所顧問先様コンペを主催したいです。) |
| 好きな食べ物 | 和食、寿司、イタリアンが好きです。あとは、麺類、カレー(特にインディアンカレー) |
| 好きな飲み物 | 珈琲が大好きです。1日に5杯ぐらいは毎日飲みます。お酒は赤ワインが大好きです。 |
| 税理士になった動機 | 父親(私が10歳の時に他界)が税理士で、事務所と自宅が隣同士だったので、なんとなく父親の仕事を子供のころ見ていたので、それが潜在意識の中にあったのでしょうね。 |
| 最後に一言 | 私は人とのご縁を大事にしています。このページ見ていただいた方ともすごい縁だと思いますので、是非一度お気軽にお問い合わせしてみてください。優秀なスタッフと共にご連絡を心からお待ちしております。 |

