事業承継の流れ

事業承継の流れについて解説していきます。

事業承継はさまざまな方法がありますが、まず重要なのは現在の会社の状況を把握することです。
経営状態・財務状態や株式評価額などももちろん重要ですが、経営者の年齢や後継者の有無も重要です。
事業承継の具体的な展望がないまま、万が一経営者の方が健康を損ねるような事態になれば会社に大きなダメージをもたらします。

こうして会社が抱えている課題を見つけ、やるべきことを洗い出していきます。
後継者がいなければ後継者を探す、もしくは経営者がいなくとも事業承継ができるM&Aを検討するなどしていきます。

後継者がいて事業承継を進められる状態であっても、その後継者に事業を承継する意思があるかどうかを確かめるために、話し合いの場を定期的に設けることが重要です。

また事業承継をした後に経営状態が芳しくなければ円滑に事業承継を進めることが難しくなるケースもあります。

後継者が経営しやすいような環境を作っておくことも重要です。

後継者が決定した、または事業承継の方法が決定したら事業承継の計画を練っていきます。
事業承継計画書では事業承継を進める時期、株式を承継する時期、後継者教育の内容と時期などを具体的に定めていきます。

この計画書通りに進まなくとも、この計画書を何度も見つめ直し、進捗を確認していくことが重要です。
着実に事業承継を進めるためにも早めの準備が重要といえるでしょう。

庵章税理士事務所では、神戸市、明石市、加古川市、姫路市など兵庫県を中心に「医療法人設立支援」「海外進出サポート」「決算業務」などに関する税務相談を承っております。「事業承継・M&A」に関してお困りのことがございましたらお気軽に当事務所までお問い合わせください。